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ねぶたもカラスやハトの被害

なんだ、ねぶたがカラスとかハトの被害を受けているのか??と思ったら・・・

カラスハネトも舞い戻る? 青森ねぶた20分遅く運行

 2日に開幕する青森ねぶた祭(7日まで)で、カラスハネトが再び増えかねないと、関係者が気をもんでいる。厳重な警備と運行方法の変更が効果を挙げ、“カラス騒動”は沈静化していた。今年は、勤め帰りの人も参加しやすいようにねぶた運行時間を20分遅く設定。これに便乗してカラス集団が舞い戻ってくることを心配する声が上がっており、警戒感が強まっている。

 「去年まで参加してなかった先輩が、運行時間が遅くなるって聞いて、カラスになって参加できると言っていた。わたしもカラスとして出たい」。青森市の高校3年の女子生徒(17)は、仲間うちの声を明かした。

 カラスハネトは、奇抜な衣装や粗暴な振る舞いで、祭りを乱す黒い集団。2000年には最も多い約1万1000人が出没し、大ひんしゅくを買った。
 排除対策として、実行委は2003年、運営方法を見直し、午後6時50分にねぶたを一斉スタートさせ、午後8時40分運行終了とした。運行間隔も狭め、ハネトを途中から入りにくくした。その結果、03年に490人確認されたカラスハネトは、04年に365人に減少。昨年は380人だったが、見物客への暴行や恐喝などで毎年数人出ていた逮捕者はゼロだった。

 ところが、この時間設定は、勤め帰りのハネトには不評で、「参加しやすい時間に変えてほしい」との要望が相次ぎ、今年は運行時間を20分遅らせ、午後7時10分開始、午後9時終了に変更した。
 カラスハネトの増加を見越して実行委は、警備に当たるボランティアを100人増やし、1150人集めることにした。青森県警も「警備時間を遅らせて対応する」と気を引き締めている。

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