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朝日支局長、巨額給与1900万円…赤裸々情報流出

支局長の厚遇ぶりが明らかになった朝日新聞東京本社=東京・築地
支局長の厚遇ぶりが明らかになった朝日新聞東京本社=東京・築地
 朝日新聞支局長(40代)の個人情報がファイル共有ソフト「Winny」(ウィニー)で流出したことが15日、分かった。同紙地方版の連載で、執筆者とのメールのやりとりが漏れたほか、支局長自身の“資産報告書”が流出。「言葉のチカラ」で庶民の味方を自任する朝日社員の“資産公開”で驚くべき巨額の給与体系が明らかとなった。

 流出したのは支局長のメール110通など。このうち、多くが前任地で受け持っていた連載に関するものだった。執筆者の大学教授から原稿をもらい、支局長が修正したあと教授にチェックしてもらうという一連のやりとりだった。このほか、コンサルタントに送付するための文章が流出したが、その中に支局長の全資産が事細かに記入されていた。

 中でも驚くべきは「現在の年収約1900万円」。現在、支局長は40代後半だが、55歳まで上昇するという。

 ピークの年収は「2100万円」。その後、「年約175万円減少する」と記載されているが、60歳で定年退職すると「3000万円(見込み額)」。さらに退職後は企業年金などで「700-1000万円」の年収があるという。

 この驚くべき厚遇を聞いた他社の新聞社管理職は「そんなにもらっているのか…。うちは役員でもそこまでいかないぞ!!」と肩を落とす。

 流出文章によると、支局長は都内にマンション(約6100万円)を購入しているが、家族は公団の賃貸マンションに住ませ、所有マンションは住宅ローン返済のため賃貸に出している。

 支局長は4人家族。今年から2年ごとに100万円をかけて家族で海外旅行に行く“予算”までもが流出文章に記されていた。

 ただ、高収入ながらも子息の進学などで出費も多く、「年金問題の報道を見ていると不安になった。自分の老後は大丈夫か」とコンサルに相談した理由を記入している。

 さらに「5年後までには家を買いたいので、1000万円以上お金を貯めたい」と、高収入の割には、かなり財テクにハマっていたようだ。

 支局長は夕刊フジの取材に、「家計情報は別にして教授には迷惑をかけてしまった。これはやばいなぁ。(前任地の)メールを自宅に転送したもので、自宅のパソコンにウイルスが感染したかもしれない」と応じた。

 当初は「出す方が悪いんだけどね」と話していた支局長だが、「家計情報を新聞に出すことは私の個人情報を明かすことになり、2次被害になる。新聞社はそんなことしない」とアサヒ独特? の観念を夕刊フジにも迫り、揚げ句には「私個人のデータだから私に見る権利がある。話を持ち込んだ人物はどんな人物か。データの転送はできますか」と、記者の原則「情報源の秘匿」を無視した発言までする始末…。何が「ジャーナリスト宣言。」なのか…。 

ZAKZAK 2007/01/15

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