光と影
光と影のような関係か…
三浪の兄、
映画出演の妹
渋谷バラバラ殺人
短大生武藤亜澄さん(20)の遺体を切断したとして逮捕された兄勇貴容疑者(21)は、自供の瞬間、「すいません」と泣き崩れた。三浪中の兄と、映画にも出演していた妹。2人の間に何があったのか。2人を知る関係者は「光と影のように感じていたのかもしれない」と推測する。
2人の両親と祖父はいずれも歯科医。何不自由のない「裕福なエリート家族」(関係者)の中で育ち、上の兄(23)も都内有名私大の歯学部に進学。勇貴容疑者も中学時代には「いい学校に入らなければいけないんだ」と話し「跡を継ぎたい」と歯科医を志した。
しかし3度にわたり受験に失敗。4度目の受験を目前に予備校に通う毎日で、犯行後も予備校の合宿に参加していた。一方、亜澄さんは短大に通いながら映画や舞台に出演。2人の生活には大きな落差があった。
「『わたしには夢があるけどゆうくんにはないね』となじられ頭にきて殺した」と供述した勇貴容疑者。関係者は「家族が輝くような人生を歩むように見え、過度のプレッシャーを感じていたのではないか」と話す。
犯行後、父親に「サメが死んだのでにおいがするかも」とうそを言い、四日未明に任意同行された直後は「何もしていない」と関与を否定。しかし取調官から「『サメ』というのは妹さんのことか」と問われると、泣きながら犯行を認めた。
しかし、亜澄さんや両親ら家族に向けた謝罪の言葉はまだないという。
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