瞑目合掌 1月17日
6434人が犠牲になった阪神大震災から12年となる17日、兵庫県内の各地では、さまざまな追悼行事が営まれ、がれきの中から復興を遂げた街は鎮魂の祈りに包まれた。住民たちは「かけがえのない命を大切に」という思いを胸に、体験を語り継ぐ決意を新たにした。
大切な人を失った肉親や友人の悲しみの記憶は、いまだに鮮明だ。神戸市中央区の東遊園地では、今年も早朝から、市民団体と市による追悼の集いが開かれた。
「1・17」の数字をかたどって並んだ竹灯籠(とうろう)のろうそくは6610本。震災による心労や病気が遠因となって亡くなった人を犠牲者に加えた数で、昨年より15本増えた。
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