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言葉狩りは菅直人

中川大臣のサイトより

もういい加減に、言葉尻をとらえた「ことば狩り」はやめたらどうか。政策の中身を問うたらどうなのだ。いくら言葉尻をとらえても、柳沢大臣は女性蔑視論者であるという証拠にはならない。

そんなに「ことば狩り」がしたいなら、一つの題材を与えよう。

「東京は景気が良い、生産性が高いと言われるが、しかし、東京は日本で一番生産性の低い大都市。何の生産性か、それは子供の出生率において、0.98という最も生産性を示している都市。逆に言えば日本がみな東京のようになってしまったんで、日本は成り立たなくなりといえる」

出生率と生産性を結びつけるということは、出産と機械とが結びつくことではないのか。生産性とは、生産過程に投入される生産要素が生産物の産出に貢献する程度のこと。是非、菅直人民主党代表代行に、1月15日の民主党大会でのこの発言の真意を質していただきたい。

ちなみに、菅氏は平成18年8月5日掲載の山陰中央新報のインタビューにおいても、「少子化問題でも、生産性が高い東京が、子供の生産性が一番低い」と述べている。人間の出産を生産性でとらえるこの感覚に、審議拒否した野党の皆さんの感想をお聞きしたい。

こんな「ことば狩り」はもうやめようではないか。真面目な国会審議に戻ろう。

国会の審議の場では、必ず、柳沢大臣の失言が女性蔑視から出たものでないことが明らかになり、逆に、小沢民主党が如何に無責任な抵抗勢力であるかが明らかになるだろう。(2月6日記)

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