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疑惑の余韻

「仲介役」旭天山 付け人外された

3月11日6時6分配信 スポーツニッポン


「仲介役」旭天山 付け人外された

初日を前に支度部屋前には早くも「張り紙」が

 週刊現代の八百長疑惑報道で「仲介役」とされた三段目・旭天山(33=大島部屋)が、幕内・旭天鵬(32=同)の付け人を外されたことが10日、分かった。旭天山は11日に初日を迎える大相撲春場所(大阪府立体育会館)では、幕内の支度部屋に姿を見せないことになる。「荒れる春場所」は、ピリピリムードで幕を開ける。

 角界を揺るがした八百長疑惑発覚後、初めて迎える本場所。その余波は意外なところにも及んでいた。旭天山はスポニチ本紙の取材に答え「親方からは疑惑を持たれる言動は慎むべきだと言われ、今場所から(旭天鵬の)付け人を外れます。残念ですが、部屋で新弟子の教育などをします」と神妙な面持ちで明かした。

 週刊現代によると、旭天山は東西の支度部屋を行き来して、横綱・朝青龍の八百長を仲介した人物と指摘された。旭天山は疑惑を否定し、週刊現代の発行元などを民事提訴した際にも原告として名を連ねている。

 しかし、本来は禁止されている“東西交流”や支度部屋で寝そべる態度に対する非難には、反論の余地がないのも事実。師匠の大島親方(元大関・旭国)は余計な疑惑をかけられないよう、旭天山を付け人から外すことを決断した。旭天山は三段目の自分の取組が終われば、そのまま宿舎へ帰り、幕内の取組が行われる時間帯には支度部屋にいない。しかも幕下以下は1場所で7番しか取らないため、8日間は場所に通わない。「連絡役」は不可能というわけだ。

 疑惑に対する周囲の目は厳しい。朝青龍の所属する高砂部屋では、稽古場に設けられた報道陣用の見学場所をシャットアウト。相撲協会も、支度部屋の出入りをチェックする世話人の増員を検討している。ピリピリムードの中で迎える春の陣。相撲協会は一丸となって、緊張ある土俵を貫いていかなければならない。

 ≪朝青龍2日連続で休養≫朝青龍は10日も稽古場に姿を見せず、2日連続で休養した。週刊誌報道で稽古不足を指摘される中、大阪入り後は佐渡ケ嶽部屋など4日間の出稽古を消化。右肩痛などで、ほとんど稽古ができなかった初場所よりは“良化”しているものの、相変わらずのマイペース調整だ。大好きな大阪で綱の責任を全うできるか。いつも以上に結果を求められる場所を迎える。

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