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明暗

ガーン…宮城野親方“師匠失格”

5月29日6時4分配信 スポーツニッポン


ガーン…宮城野親方“師匠失格”

報道陣の質問にこたえる宮城野親方(左)

 北の湖理事長(元横綱)が28日、白鵬の師匠・宮城野親方(元十両・金親)に三行半(みくだりはん)を下した。横綱昇進を諮問した横綱審議委員会(東京・両国国技館)の席で、同理事長は熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)が白鵬の実質的な師匠との見解を示した。週刊誌で八百長疑惑への関与が報じられるなど指導力に疑問符の付くかつての弟子を突き放した形だ。なお横審は満場一致で白鵬を横綱に推薦することを答申。30日の理事会で正式決定する。

 横審で白鵬の昇進を審議する前に、内館牧子委員(脚本家)から北の湖理事長に厳しい質問が出された。「新聞などでは熊ケ谷親方がこう語っているとか、たくさん書いてあります。白鵬にとって誰が師匠ですか?」。外国出身力士のマナーが問われる中、内館委員は若い白鵬が問題を起こした場合の責任の所在を求めたわけだが、北の湖理事長は「それは熊ケ谷です。今まで熊ケ谷がやってきたし、これからもやるべき」と答えたという。

 熊ケ谷親方は04年に現宮城野親方が継承するまで、宮城野の名跡を所有し白鵬を熱血指導してきた。当然、白鵬に対しての影響力は強いが、現在はあくまで部屋付きの親方。師匠をさしおいての「教育係」任命は異例だ。一方の宮城野親方は現役時代、十両が最高位。しかも引退して先々代の宮城野親方(元小結・広川)の娘と結婚し、部屋を継承する直前の番付は三段目で、その時既に幕内だった白鵬との立場は逆転していた。加えて前週発売の週刊現代では、愛人とされる女性に昨年7月の名古屋場所で白鵬の八百長に関与したと告白、その録音テープが存在すると報じられた。

 この日、両国国技館で会見を開いた同親方は「あり得ない話で内容は事実無根。自分は一切関与していない」と疑惑を否定。しかし報道で白鵬のイメージが傷つけられたにもかかわらず、法的措置を取るかとの質問には「弁護士と相談している」と言葉を濁した。

 自らの責任問題については「ご理解をいただきながら、ますます相撲道に精進していく」と語ったものの、同じ立浪一門の年長の親方は「弟子を養成する資格はない。辞めればいい」と突き放した。また別の若い親方は「おれだったら姿を消す。弟子に対してこれほど恥ずかしいことはない」と批判するなど、同親方に対する風当たりは強まる一方だ。

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