築地おどり のことだろう!!
【産経抄】
政治家の器量は一にも二にも人心掌握術なのだそうだ。どんなに多忙でも、昔の政治家は冠婚葬祭は秘書任せにしない。それが地元では票になり、中央では人脈になる。「金脈」で失脚した元首相、田中角栄はその天才であったらしい。
▼田中はキャリア官僚の入省年次をすべて記憶し、「君は課長になってもいいころだ」とささやく。実現した日には田中信者が1人誕生する計算だ。ある政治家が選挙資金の無心に行くと、言い値の2倍をポンとだす。カネと票は政治家の生命線だから、派閥がまた増殖する。
▼参院選敗北の安倍首相はその逆をやった。公務員改革で官僚を敵に回し、組閣にあたっては派閥の推薦は受けないと断言した。それが時代の流れかと思うが、霞が関や永田町は違う。閣僚のスキャンダルはどこかでチクられ、派閥の不満は充満する。
▼自民党代議士会の安倍非難は、谷垣派と津島派の“代貸し”クラス数人から浴びせられた。それもテレビカメラの前だから、大向こうをうならせることを意識する。彼らは安倍首相と同世代であり、正義感もあろうが、派閥の論理、男の嫉妬(しっと)、イジメも否定できない。
▼これに評論家や教授ら識者が「安倍退陣」をはやす。識者といっても元は派閥記者だから、差し引かないと聞いていられない。息子や娘が議員秘書や政党職員なら、歪(ゆが)められる余地がでる。これを見抜くのは至難の業だ。
▼罵倒(ばとう)されるのは自民党総裁ではあるが、日本の首相でもある。批判は結構だが、節度がほしい。首相の座が軽くなったといえるが、ここまでけなすと首脳の外交力は格段に落ちる。おそらく、半島や大陸の指導者はほくそ笑んでいるだろう。民主主義国が全体主義国に勝てなくなっては困る。
TODAY1 ∞ 朝のTVは同じニュースを短く周期的に回して流すので、6時前から見ると、家を出るまでに3回くらい同じニュースを見ることになる。こんな偏った報道TVしか見ないまんまでいると・・・・・・
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