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サイデンステッカーさん 

2007/08/27-21:38 サイデンステッカー氏死去=「源氏物語」を英訳、日本文学を紹介

 源氏物語の英訳などで知られる日本文学研究者で、コロンビア大学名誉教授のエドワード・サイデンステッカー氏が26日午後4時52分、外傷性頭蓋(ずがい)骨内損傷のため東京都文京区の病院で死去した。86歳だった。米コロラド州生まれ。密葬を近親者で行い、後日お別れの会を開く。喪主は置かない。
 コロラド大卒業後、海軍日本語学校で学び、終戦直後に情報将校として日本に勤務。外交官として再来日し、1950年に退官後、東大大学院で日本文学を専攻。その後、上智大、ミシガン大、コロンビア大などで教える一方、川端康成「雪国」や谷崎潤一郎「細雪」、古典の「蜻蛉(かげろう)日記」など多くの文学作品を英訳した。75年には15年かけた「源氏物語」の全訳を完成。
 68年、川端康成のノーベル文学賞授賞式に同行し、受賞講演「美しい日本の私」を英訳した。エッセーや評論も執筆、著書に「現代日本作家論」「源氏日記」「流れゆく日々-サイデンステッカー自伝」など。77年に日本文学紹介の功績などで菊池寛賞。
 長年、日米間を行き来していたが、昨年春に日本永住を決意。今年4月に東京都内の自宅近くで転倒し、入院していた。 
連絡先は友人の山口氏=ファクス 03(0000)0000=。

◇優れた文学者
 日本文学研究家のドナルド・キーン氏の話 優れた文学者でした。彼の翻訳で川端康成がノーベル文学賞を受賞したとも言える。彼とは海軍の日本語学校で出会って以来の付き合いで、わたしの京大留学中にはよく東京の家に泊めてもらい、コロンビア大では、一年を半分に分けて春学期は私が、秋学期は彼が教えていました。4カ月前から昏睡(こんすい)状態だったので、覚悟していましたが…。残念です。(了)

TODAY1 ∞ サイデンさんとして親しまれた方だが、2005年の憂国忌に,

ディスカッションの司会者として出ていたのを見たのが最後だった。

瞑目合掌

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