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ついに安倍ぶっ飛ばしたぞ 

週刊『前進』(2311号1面1)(2007/09/17 )

 ついに安倍ぶっ飛ばしたぞ

 労働者に直ちに権力よこせ

 9・29闘争 沖縄-本土で青年・学生が先頭に

 

 安倍倒した労働者・農民の怒り

 参院選の歴史的惨敗をごう然と居直ってきた安倍首相が、追い詰められて、ついに辞任した。政権についてわずか1年。労働者と農民の根底的な怒りによってボロボロとなった揚げ句に、精根尽きて打倒されたのだ。
 安倍が「戦後レジームからの脱却」を叫んで凶暴に推し進めてきた戦争と改憲、民営化と労組破壊の攻撃は、決定的な打撃を受け、ひとまず頓挫(とんざ)をきたした。日帝支配階級は今、混乱を深め、支配能力を半ば喪失し、大きな政治的空白さえ生まれている。
 そうだ。資本家が支配する時代は終わった、労働者にただちに権力をよこせ、ということだ。今こそ、そのための闘いを始めよう。9・29ワーカーズアクションin池袋に大結集し、「労働運動の力で革命を」の闘いをさらに前進させよう。
 沖縄では同日、10万人県民大会が開催される。本土―沖縄を貫く巨大な闘いにしよう。青年労働者と学生がその先頭に立とう。そして対テロ特措法延長阻止・安倍後継内閣打倒へ、何よりも11・4日韓米労働者の国際連帯闘争に向けた大攻勢へ全力でうって出よう。
 安倍は、「美しい国」と「戦後レジームからの脱却」を旗印に、極右的復古主義的な戦争・改憲の攻撃と、新自由主義的な民営化・労組破壊の攻撃を、凶暴極まる強引な手法で進めてきた。
 とりわけ安倍が強行した教育基本法改悪、改憲国民投票法成立、防衛庁の省格上げの超反動攻撃は、罪万死に値する歴史的暴挙であった。社会保険庁の労働者を「ゴミ」とか「ガン」と言いなした公務員バッシングと社保庁解体・全員解雇の扇動、そして自治労・日教組破壊の攻撃、これも断じて許し難かった。
 小泉政治の構造改革路線を引き継ぐ安倍のこうした反労働者的政策に、7月参院選で労働者と農民の巨大な怒りがたたきつけられた。それは一昨年の衆院選では小泉を「支持」した都市労働者の「生きさせろ」という根源的な怒りの表明であり、自民党の伝統的支持基盤だった農民・地方の巨大な反乱であった。これは断じて一過性のものではなかった。
 だが参院選で安倍自民党が大敗したにもかかわらず、御手洗・日本経団連を始めとする財界も、自民党自身も、すべて安倍の続投を支持した。なぜなら日帝支配階級は、帝国主義の危機と犠牲を労働者や農民に転嫁する以外に、生き残る道がないことをよく自覚しているからだ。小泉構造改革の継続と「戦後レジームからの脱却」の路線しか、日帝にとって延命する道はなかったのだ。
 しかし臨時国会が始まって3日目、安倍は統治能力を完全に喪失し、政策を貫徹する自信もなくして政権を投げ出した。辞任の直接の契機は、海上自衛隊のインド洋での米艦艇などへの給油活動継続の問題での破綻(はたん)と大重圧である。
 11月1日で期限が切れる対テロ特措法が延長できなければ、海自の給油活動は不可能だ。85%がイラク作戦で使われている給油が途絶えれば、イラク侵略戦争の継続は困難となる。このイラク戦争と日米同盟の危機の前に、労働者・農民の怒りに痛撃されてグラグラとなっていた安倍は、ノックダウンされたのだ。

 「生きさせろ!」は革命の要求

 労働者の存在の中にこそ革命の現実性がある。帝国主義による犠牲転嫁と切り捨てに、労働者が怒りを爆発させ、人間らしい尊厳や権利を要求して、それを貫徹した時、一瞬にして支配階級は危機に陥り、資本主義の世の中は崩壊するのだ。
 まさに労働者や農民の怒りが安倍を打倒した。労働者は断じて無力な存在ではない。時の政権を打倒する力があるのだ。今こそ「労働運動の力で革命をやろう」「自民党を丸ごとぶっつぶせ。民主党では変わらない。労働者に権力をよこせ」と、職場で訴えよう。労働者が資本・当局と闘って団結すれば、職場を変えることができる。社会を根本から変革する革命的能力を形成できる。
 今のわれわれの労働現場はどうか。ブルジョアジーが空前の利益をむさぼる一方で、どの職場も要員不足が深刻化し、長時間労働やサービス残業、極度の緊張を伴う労働が強制されている。競争と能力主義が職場を支配し、心身の健康を脅かされている。低賃金や、不安定雇用や、無権利状態が一般化している。
 だが労働者はみじめで無力な存在なのか。そうではない。日本帝国主義はこの10年間、その危機をそっくり労働者階級へ犠牲転嫁することでのりきりを図ってきた。こういう階級関係の現実に対し、「もはやこの社会では生きていけない」という労働者の怒りが、安倍を打倒したのだ。
 青年労働者の「生きさせろ。われわれは反撃する」という闘いは、革命の要求なのだ。人間としての尊厳を奪われ、過酷な労働を強いられる青年労働者の存在にこそ、革命の現実性がある。青年労働者が人間らしく生きさせろと立ち上がれば、革命はできるのだ。
 日雇い派遣大手のグッドウィル。わずか数十人の青年労働者が組合をつくって違法な天引きを「全額返せ」と提訴しただけで、この大企業が倒産の危機に陥っている。対象者は約80万人、総額37億円。過去全額の返還となれば総額100億円以上に膨らむという。
 グッドウィル・グループは、規制緩和の波に乗って急成長した新興大企業だ。小泉政権による労働者派遣法の規制緩和を受けて人材派遣会社を設立し、数十万人の青年労働者を使い捨て、食い物にしてきた。4割とも5割ともいわれる中間搾取(ピンはね)に加えて、さらに派遣1回あたり200円を「データ装備費」と称して天引きしてきたのである。
 同グループの介護会社コムスンも介護保険(介護の民営化)とともに急成長し、国内最大の介護会社になった。しかし介護報酬の不正請求が発覚し、介護事業から全面撤退、巨額の負債を抱えるに至った。折口会長は日本経団連の理事も務め、安倍との「関係」を誇った。だが不正が暴かれ、派遣や介護労働者、介護を必要とする高齢者の反乱によって、一瞬にして奈落の底に転落した。
 これはグッドウィルとかライブドアなど、新興勢力だけの問題か。いや日本のブルジョアジー総体の姿そのものだ。トヨタやキヤノン、ソニー、松下など、日本を代表する大企業が偽装請負などの違法行為を行い、労働者からの過酷な収奪と搾取で稼いできたのだ。
 サービス残業などの不払い残業代をすべて労働者に支払い、派遣や請負、パート労働者を正規雇用化すれば、たちまち企業は経営危機になる。ブルジョアジーの利益はすべて労働者から奪ったものだ。だから労働者が人間らしく生きるために立ち上がった時、それは資本主義の土台をひっくり返す革命になるのだ。
 労働者は日常、資本に支配されて奴隷のように働かされている。無力だと思わされている。だが本当にそうか。新潟県中越沖地震で、自動車部品の工場が操業停止し、国内乗用車メーカー全8社が生産を停止した。これがストライキならどうか。実は一つの工場で労働者の決起が始まればたちまち日本資本主義は停止する。労働者とはそういう存在なのだ。
 4大産別決戦の郵政や教労現場、自治体でも同じだ。一つの郵便局で超勤拒否が始まり、物ダメ闘争が拡大すれば、10月1日の民営化はふっ飛ぶ。また東京の一つの学校で教育労働者が団結して集団不起立闘争を始めたら、根津さんの解雇攻撃はたちどころに粉砕され、改悪教基法は紙切れになるのだ。

 労働者は団結し職場支配権を

 

資本主義社会や職場が回っているように見えるのは、ただ労働者が資本や権力におとなしく従っている限りでのことにすぎない。労働者が団結して資本・当局と闘い、職場支配権を奪うなら、逆に労働者自身によって職場を回すことは十分できる。社会全体を止めたり動かすこともできる。
 動労千葉こそその生き証人だ。労働者が社会の真の主人公であり、革命をやる力があることを実際の闘いで示してきた。85年の国鉄分割・民営化反対ストライキでは、国家の総力をあげた攻撃と対決し、数千人の機動隊に囲まれながら、ストを貫徹し電車を止めた。
 この動労千葉は特別な存在か。組合員は普通の労働者、運転士やエンジニアだ。安倍のようにエリート政治家一族でも資本家一族でもない。スーパーマンのような能力があるわけでもない。鉄道職場で働く労働者であるという以外、特別なものは何も持っていない。
 だが「世界最大の鉄道会社」と日頃は偉そうにしているJR東日本会社も、労働者が働かなければ電車は1本も動かない。会社は1日も成り立たない。総武線は誰が動かしているのか。清野社長か? 職制か? いや現場の労働者なのだ。
 動労千葉は、労働者が労働者であることだけに依拠し、団結することで当局の支配を打ち破り、労働者階級の革命性を実証してきたのである。
 動労千葉の『俺たちは鉄路に生きる3』は、国家権力やJR資本を相手に、現場の労働者が団結と職場を武器に闘ってきた階級闘争の実践の書でもある。ある組合員は語っている。「俺たち労働者が胸を張って生きるようになったら、資本家連中は絶対にやりたい放題なんてできない。だってあいつらは、俺たち労働者が働かなかったら生きていけない」と。
 労働者にはこの社会を革命する力がある。この資本主義社会を根本から覆す労働者の巨大な怒りは満ちている。本気で資本や当局、体制内労働運動指導部の弾圧を打ち破って闘いを組織する仲間が、今こそ必要だ。
 安倍の後継が誰になっても、民主党に政権交代しても、階級社会の現実は何も変わらない。労働者の団結と闘いだけが社会を変える。ただちに職場で闘いを始めよう。職場をこえた労働者階級の団結をつくりだそう。
 9・29ワーカーズアクションin池袋には団結のために格闘する首都圏の仲間が大結集する。職場の仲間を誘って集まろう。11月労働者集会1万人大結集へ進撃しよう。

TODAY1 ∞ いつも楽しみな前進からの引用だが、今回は特別級だな!!

なんか「第三国人」的なスタンスの遠吠え・・かってにやってなさいっての@@

煮たような、もとい似たような内容で北のお国が論評を出すか???

BY 第三書館

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