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新聞社あげてのまき餌

噴水停止に反響、「子供かわいそう」大半だが…

 東京都西東京市にある「西東京いこいの森公園」の噴水で遊ぶ子供の声が「騒音」になるとして、噴水の運転停止を命じた東京地裁八王子支部の決定をめぐり、市民の間で論議が起きている。

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 市役所に寄せられた反響の大半は「子供がかわいそう」という意見だが、「病気を抱える人には深刻な影響がある」と指摘する専門家も。子供の声について、周辺住民が学校に苦情を訴えるケースも各地で見られ、音への対処の難しさが浮かび上がっている。

 同支部の決定を受けて、2日に噴水を止めた西東京市に対し、12日夕までに電話やメール、ファクスなどで92件の反響があった。そのうち86件は「子供の遊び場がなくなってしまう」「子供の声が消えると、街がさみしくなる」など、子供の側に立ったもので、「(噴水停止を求めた)女性の気持ちもわかる」という意見は2件だけだった。

 同公園で5歳と2歳の息子を遊ばせていた近所の主婦(28)は「今年は暑くて、子供たちは噴水遊びを楽しみにしていた。うるさいなんて子供に冷たい」と嘆く。

 一方、噴水の停止を求めた60歳代の女性は30年以上前から住んでおり、1991年ごろに心臓の手術を受けた後、不整脈や不眠の症状が出て、今も療養中。市の観測によると、噴水で遊ぶ子供の声は、女性の自宅周辺では60デシベルで、この地域の基準(50デシベル)を超えていた。

 NPO「住環境の騒音・振動・低周波音を考える会」の田中幸子理事は「親には心地よい子供の声も、毎日聞かされる他人には大変な苦痛。一度静かになっても、いつまた聞こえてくるかと身構えてしまうストレスは、つらいものだ」と説明する。

 同公園は、北側に住宅地、南側は東大付属農場に接している。11日に公園を実際に見てみた中村攻(おさむ)・千葉大教授(環境造園学)は、「噴水をシンボルとするデザインを優先した設計で、周辺への騒音は考慮されていなかったのではないか」と指摘。「噴水で子供が水遊びできるようにするなら、(住宅地から離れた)南寄りに作ればよかった」と話す。

 同公園の建設費は約101億円。女性の代理人、中杉喜代司弁護士は「子供に騒ぐなと言っているのではなく、公園の設計ミスを直してほしいだけだ」と言うが、西東京市では「今後の対応については検討中」としている。

 今回と似たような事例では、東京都大田区内の小学校で今年夏、朝のラジオ体操時の子供の声がうるさいと、近隣住民から苦情が寄せられた。同区によると、住民の家は校門近くにあり、長年行われているラジオ体操自体は気にならないが、早朝に騒ぎながら体操に向かう子供の声が苦痛だったという。

 この小学校では、子供たちに、「近所の人の迷惑になる」と言い聞かせた上で、副校長が住民宅に指導内容の説明に赴いた。区教育委員会の担当者は「地域あっての学校なので、できる限りの対応をして、理解を求めている」と話す。

 大阪府吹田市では、数年に一度、小中学校や幼稚園の運動会の練習について、近隣住民から苦情が出る。学校側は、グラウンドで使うスピーカーを小型にするなどしているという。

(2007年10月13日14時31分  読売新聞)

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