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電光影裏斬春風

http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/0306.html

来年度予算の衆議院通過

 小泉純一郎です。

 一昨日、来年度予算が衆議院を通過しました。きのうからは、参議院予算
委員会での審議がはじまりました。

 今国会にはたくさんの重要法案が提出されていますが、なかでも一番大切
なのは予算です。雇用対策、経済対策や福祉、教育など、国民生活に関係の
深い事業は、みんな予算に盛り込まれています。一日も早く予算を成立させ
て、執行していくことが、最大の景気対策なのです。

 衆議院を通過したことで、ほっと一息ですが、とても気を抜けるような状
況ではありません。

 北朝鮮は、最近、挑発的とも受けとれる動きを繰り返していますが、米国、
韓国と連携して、冷静に対応していきます。

 イラクについては、茂木特使を派遣するなど、イラクが国連決議を無条件
に受け入れて査察に全面的に協力するように、さらに外交努力を続けていま
す。

 どちらも予断を許さない状況ですが、日米同盟と国際協調の重要性を十分
わきまえて、取り組んでいきたいと思います。

 緊迫する外交問題、山積する内政問題など、気を引き締めて対応していき
ます。

 先日、キューバのカストロ議長と会談しました。カストロ議長は市場経済
の日本とは立場は違いますが、在任期間42年、長期政権の秘訣は「熱意と
常に夢を持つこと」と言っていました。これは、政治家ばかりでなく、どん
な立場にある人にもあてはまる言葉だと思います。

 困難な問題に直面しても夢を失わない、熱意を失わない。皆さんも、日々
苦労はあると思いますが、夢と熱意をもってがんばってもらいたいと思いま
す。

 3月にはいり、東京では春一番が吹きはじめています。まだ雪におおわれ
ているところでも、少しずつ春の兆しが現れてきているのではないでしょう
か。「電光影裏斬春風(でんこうえいりしゅんぷうをきる)」の気持ちを思
い起こしてがんばっていきます。


*「電光影裏斬春風」は、鎌倉時代の禅僧無学祖元が、ある時、元(げん)
 の兵士に囲まれて、刀で斬りかかられそうになった時、泰然として発した
 言葉で、「春風を斬るようなもので、斬っても斬れるものでない。」とい
 う意味です。

http://www.tessyuu.jp/archives/2005/11/post_77.html

鉄舟二十八歳の時、一刀流十二代を継いだ浅利又七郎と試合をしてから十七年目の明治十三年(一八八〇)三月三十日 鉄舟四十五歳の時、大悟徹底した。この時の心境が
電光影裏斬春風 となる。

http://kendoubaka.com/modules/xwords/entry.php?entryID=63&categoryID=1

山岡鉄舟の逸話
近世剣客の中で 禅剣一致の妙境まで徹入したものは
山岡鉄舟である。
彼が残した数多くの逸話のうちに
彼の無念無想の境地を知ることができる一つの逸話がある。
鉄舟の道場を春風館といった。
これは 仏光禅師の
『電光影裏斬春風(でんこうえいりしゅんぷうをきる)』
の句に拠ったのである。
この道場に ある日 籠手田安定というものがおとずれて
鉄舟の高説を傾聴していたが
鉄舟が 何のためか一つの鍔を取り出し 安定に与えて
「この鍔を君に進呈する。これは大石吉雄が
 地下の亡君の妄執を晴らすために 吉良家に推参した当夜
 持参した鍔である。大事にし給え。」
といった。
安定は 雀躍(こおどり)して鉄舟の家を辞去した。
二日後 ふたたび安定は鉄舟をおとずれて
先日の贈物に対して 鄭重(ていちょう)に礼を述べた。
鉄舟は
「君は 昨日 高輪に行ったろう。」
と聞いた。
安定は
「いいえ、参ってません。」
と答えた。
鉄舟は 即座に
「いやいや 君は きのう 芝高輪の泉岳寺に参詣して
 拙者の与えた鍔を袱紗(ふくさ)から取り出し
 良雄の墓前に捧げて額づいたに相違ない。」
といった。
これに感歎した安定は
「まことに先生の仰せのとおりであります。」
と答えた。
鉄舟は
「拙者は 君がかならずそうするだろうと思ったからこそ
 秘蔵の鍔を与えたのである。」
といって大笑いしたそうである。
これは 鉄舟が 幾十年の研鑚の結果
よく『水月・明鏡の位』に達し
無念無想の至奥を悟得して
剣の終局を把握していたからである。

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