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大脱税 通名報道の気配り

相続税28億円を脱税 相続税では過去最高

3月11日12時17分配信 産経新聞


相続税28億円を脱税 相続税では過去最高

李初枝容疑者の自宅=11日午前8時2分、大阪市生野区

 不動産賃貸会社などを経営していた父親の相続財産のうち約59億円を申告せず、相続税約28億円を脱税したとして、大阪地検特捜部は11日、相続税法違反(脱税)の疑いで、長女で韓国籍の不動産賃貸会社社長、李初枝(64)=大阪市生野区中川西=と、四女の不動産賃貸会社社長、李淑子(55)=同区桃谷=の両容疑者を逮捕。大阪国税局と合同で自宅や会社など関係先10カ所を家宅捜索した。相続税の脱税額としては、大阪のタクシーグループ元会長を抜いて過去最高。

脱税容疑者の写真

 李容疑者は自宅物置などに約58億円もの現金を段ボール箱などに入れて隠匿。同国税局の査察調査に対し、「父親と一緒に仕事をしてきており、自分のお金も含まれている」などと、相続財産の帰属について否認していたという。

 調べなどによると、李容疑者らは平成16年10月に父親が87歳で病死し、法定相続人となった。父親の相続財産は約75億円あったが、計約16億円としか申告せずに計59億3000万円を隠し、相続税28億6000万円を脱税した疑い。

 同国税局の調査で、自宅に現金約58億円が保管されていたことを確認。大半の現金は段ボール箱などに詰められ、かつてはガレージとして利用していた物置に隠されていたという。

 相続財産は父親や家族名義の預金が主なもので、李容疑者らは、父親が入退院を繰り返すようになった数年前から口座をを解約し、現金化していた。

 相続税の脱税事件では、大阪府守口市の大手タクシー会社などで構成する「トモエグループ」の元会長=1審実刑判決、控訴=による脱税額24億9000万円が過去最高だった。

 また、昨年6月までの1年間で、全国で相続税の調査対象となった1万4061件の85・8%にあたる1万2061件で申告漏れが見つかり、課税価格は前年比5・0%増の4076億円だった。うち、悪質な資産隠しがあったとして重加算税の対象になったのは1820件あった。

脱税:父遺産の相続税29億円 大阪の姉妹逮捕 

清水初枝容疑者の自宅=大阪市生野区で2008年3月11日午前、梅村直承撮影
清水初枝容疑者の自宅=大阪市生野区で2008年3月11日午前、梅村直承撮影

 不動産・金融会社を経営していた父親の遺産約59億円を隠し、相続税約29億円を脱税したとして、大阪地検特捜部は11日、大阪市生野区中川西2、不動産・金融会社「東海商事」社長、清水初枝容疑者(64)=本名・李初枝=と妹で、同区桃谷4、会社社長、石井淑子(よしこ)容疑者(55)=本名・李淑子=の計2人を、相続税法違反容疑で逮捕した。相続税の脱税額としては過去最高。隠した遺産のほぼ全額が、現金のまま段ボール箱や紙袋に入れられ、清水容疑者の自宅に保管してあった。

 関係者によると、04年10月、清水容疑者の父親が病死し、約75億円の遺産が長女の清水容疑者と四女の石井容疑者ら親族計8人に分割相続された。清水容疑者らは共謀し、遺産のうち約59億3000万円を隠して申告せず、相続税約28億6000万円を脱税した疑い。

 清水容疑者は大阪国税局の査察(強制調査)に対し「父の遺産ではなく、自分で稼いだ財産だ」などと否認しているという。重加算税を含む追徴税額は約40億円になる見通し。

 民間の信用調査機関などによると、清水容疑者の父親は1954年、大阪市生野区に「東海商事」を設立するなど不動産を中心とする計8社によるグループ会社を経営。大阪・ミナミの一等地に地上11階建ての自社ビルを所有するなど、一代で多額の財産を作った。

 死亡する前の約10年間は病気がちとなったため、清水容疑者が事実上の経営権を握り、死後は父親の跡を継いでグループ8社の代表に就任した。ところが、清水容疑者らが05年に申告した相続遺産は約16億円しかなく、父親の資産形成の状況と比較して大きな差があったため、国税当局がマークしていた。

 特捜部は同日、同国税局査察部と合同で、清水容疑者の自宅など計10カ所を捜索した。今後、押収した資料などを分析し、巨額脱税の全容解明を図る。【福田隆、田中龍士、藤田剛】

TODAY1 ∞ 今朝のズームインでは通名で伝えていたが・・・・・??日本テレビは読売

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