芥川賞
受賞作一覧
[編集] 第1回から第10回
選考委員:川端康成、佐藤春夫、瀧井孝作、久米正雄(直木賞兼任、第3回・第5回欠席)、佐佐木茂索(直木賞兼任)、山本有三(第2回まで)、小島政二郎(第2回以降、直木賞兼任)、室生犀星(第2回以降、第5回欠席)、菊池寛(第3回のみ)、横光利一(第4回以降)、宇野浩二(第6回以降、第7、17-20回欠席)
- 第1回(1935年上半期) - 石川達三 「蒼氓」
- 第2回(1935年下半期) - 該当作品なし(二・二六事件のため審査中止)
- 第3回(1936年上半期) - 小田嶽夫 「城外」、鶴田知也 「コシャマイン記」
- 第4回(1936年下半期) - 石川淳 「普賢」、冨澤有爲男 「地中海」
- 第5回(1937年上半期) - 尾崎一雄 「暢気眼鏡」他
- 第6回(1937年下半期) - 火野葦平 「糞尿譚」
- 第7回(1938年上半期) - 中山義秀 「厚物咲」
- 第8回(1938年下半期) - 中里恒子 「乗合馬車」他
- 第9回(1939年上半期) - 半田義之 「鶏騒動」、長谷健 「あさくさの子供」
- 第10回(1939年下半期) - 寒川光太郎 「密獵者」
[編集] 第11回から第20回
選考委員:川端康成(第13回欠席)、佐藤春夫(第18回欠席)、瀧井孝作、久米正雄(第11回-第13回欠席、第16回まで)、佐佐木茂索(第11、15回欠席、第16回まで)、小島政二郎(第17回まで)、室生犀星(第17回まで)、横光利一(第11、12、14、17回欠席、第20回まで)宇野浩二、片岡鉄兵(第13回以降、第14回-第16回欠席、第19回まで)、白井喬二(直木賞兼任、第13回のみ)、河上徹太郎(第17回以降)、岸田国士(第18回以降、第19回欠席)、火野葦平(第18回以降)
- 第11回(1940年上半期) - 高木卓 「歌と門の盾」(受賞辞退)
- 第12回(1940年下半期) - 櫻田常久 「平賀源内」
- 第13回(1941年上半期) - 多田裕計 「長江デルタ」
- 第14回(1941年下半期) - 芝木好子 「青果の市」
- 第15回(1942年上半期) - 該当作品なし
- 第16回(1942年下半期) - 倉光俊夫 「連絡員」
- 第17回(1943年上半期) - 石塚喜久三 「纏足の頃」
- 第18回(1943年下半期) - 東野邊薫 「和紙」
- 第19回(1944年上半期) - 八木義徳 「劉廣福」、小尾十三 「登攀」
- 第20回(1944年下半期) - 清水基吉 「雁立」
[編集] 第21回から第30回
選考委員:川端康成、佐藤春夫、瀧井孝作、宇野浩二、岸田国士(第27、28回欠席、第30回まで)、石川達三(第25回欠席)、坂口安吾(第30回まで)、舟橋聖一、丹羽文雄
- 第21回(1949年上半期) - 由起しげ子 「本の話」、小谷剛 「確証」
- 第22回(1949年下半期) - 井上靖 「闘牛」
- 第23回(1950年上半期) - 辻亮一 「異邦人」
- 第24回(1950年下半期) - 該当作品なし
- 第25回(1951年上半期) - 安部公房 「壁 S・カルマ氏の犯罪」、石川利光 「春の草」他
- 第26回(1951年下半期) - 堀田善衛 「広場の孤独」「漢奸」その他
- 第27回(1952年上半期) - 該当作品なし
- 第28回(1952年下半期) - 五味康祐 「喪神」、松本清張 「或る『小倉日記』伝」
- 第29回(1953年上半期) - 安岡章太郎 「悪い仲間・陰気な愉しみ」
- 第30回(1953年下半期) - 該当作品なし
[編集] 第31回から第40回
選考委員:川端康成、佐藤春夫(第36回欠席)、瀧井孝作、宇野浩二、岸田国士、石川達三、舟橋聖一、丹羽文雄、井上靖(第32回以降)、中村光夫(第34回以降)、井伏鱒二(第39回以降)、永井龍男(第39回以降、直木賞選考から異動)
- 第31回(1954年上半期) - 吉行淳之介 「驟雨」その他
- 第32回(1954年下半期) - 小島信夫 「アメリカン・スクール」、庄野潤三 「プールサイド小景」
- 第33回(1955年上半期) - 遠藤周作「白い人」
- 第34回(1955年下半期) - 石原慎太郎 「太陽の季節」
- 第35回(1956年上半期) - 近藤啓太郎 「海人舟」
- 第36回(1956年下半期) - 該当作品なし
- 第37回(1957年上半期) - 菊村到 「硫黄島」
- 第38回(1957年下半期) - 開高健 「裸の王様」
- 第39回(1958年上半期) - 大江健三郎 「飼育」
- 第40回(1958年下半期) - 該当作品なし
[編集] 第41回から第50回
選考委員:川端康成(第43、46回欠席)、佐藤春夫(第46回まで)、瀧井孝作、宇野浩二(第45回まで)、石川達三、舟橋聖一、丹羽文雄、井上靖、中村光夫、井伏鱒二(第47回まで)、永井龍男、高見順(第47回以降)、石川淳(第47回以降)
- 第41回(1959年上半期) - 斯波四郎 「山塔」
- 第42回(1959年下半期) - 該当作品なし
- 第43回(1960年上半期) - 北杜夫 「夜と霧の隅で」
- 第44回(1960年下半期) - 三浦哲郎 「忍ぶ川」
- 第45回(1961年上半期) - 該当作品なし
- 第46回(1961年下半期) - 宇能鴻一郎 「鯨神」
- 第47回(1962年上半期) - 川村晃 「美談の出発」
- 第48回(1962年下半期) - 該当作品なし
- 第49回(1963年上半期) - 後藤紀一 「少年の橋」、河野多惠子 「蟹」
- 第50回(1963年下半期) - 田辺聖子 「感傷旅行 センチメンタル・ジャーニィ」
[編集] 第51回から第60回
選考委員:川端康成(第50、51回欠席)、瀧井孝作、石川達三、舟橋聖一、丹羽文雄、井上靖(第51、57回欠席)、中村光夫、永井龍男、高見順(第53回まで)、石川淳、大岡昇平(第55回以降)、三島由紀夫(第55回以降)
- 第51回(1964年上半期) - 柴田翔 「されどわれらが日々──」
- 第52回(1964年下半期) - 該当作品なし
- 第53回(1965年上半期) - 津村節子 「玩具」
- 第54回(1965年下半期) - 高井有一 「北の河」
- 第55回(1966年上半期) - 該当作品なし
- 第56回(1966年下半期) - 丸山健二 「夏の流れ」
- 第57回(1967年上半期) - 大城立裕 「カクテル・パーティー」
- 第58回(1967年下半期) - 柏原兵三 「徳山道助の帰郷」
- 第59回(1968年上半期) - 丸谷才一 「年の残り」、大庭みな子 「三匹の蟹」
- 第60回(1968年下半期) - 該当作品なし
[編集] 第61回から第70回
選考委員:川端康成(第64回まで)、瀧井孝作、石川達三(第65回まで)、丹羽文雄、舟橋聖一、井上靖、中村光夫、永井龍男、石川淳(第65回まで)、大岡昇平、三島由紀夫(第63回まで)、安岡章太郎(第66回以降)、吉行淳之介(第66回以降)
- 第61回(1969年上半期) - 庄司薫 「赤頭巾ちゃん気をつけて」、田久保英夫 「深い河」
- 第62回(1969年下半期) - 清岡卓行 「アカシヤの大連」
- 第63回(1970年上半期) - 吉田知子 「無明長夜」、古山高麗雄 「プレオー8の夜明け」
- 第64回(1970年下半期) - 古井由吉 「杳子」
- 第65回(1971年上半期) - 該当作品なし
- 第66回(1971年下半期) - 李恢成 「砧をうつ女」、東峰夫 「オキナワの少年」
- 第67回(1972年上半期) - 畑山博 「いつか汽笛を鳴らして」、宮原昭夫 「誰かが触った」
- 第68回(1972年下半期) - 山本道子 「ベティさんの庭」、郷静子 「れくいえむ」
- 第69回(1973年上半期) - 三木卓 「鶸」
- 第70回(1973年下半期) - 野呂邦暢 「草のつるぎ」、森敦 「月山」
[編集] 第71回から第80回
選考委員:瀧井孝作、丹羽文雄、舟橋聖一(第73回まで)、井上靖、中村光夫、永井龍男(第77回まで[1])、大岡昇平(第73回まで)、安岡章太郎、吉行淳之介、遠藤周作(第76回以降)、大江健三郎(第76回以降)開高健(第39回以降)、丸谷才一(第79回以降)
- 第71回(1974年上半期) - 該当作品なし
- 第72回(1974年下半期) - 日野啓三 「あの夕陽」、阪田寛夫 「土の器」
- 第73回(1975年上半期) - 林京子 「祭りの場」
- 第74回(1975年下半期) - 中上健次 「岬」、岡松和夫 「志賀島」
- 第75回(1976年上半期) - 村上龍 「限りなく透明に近いブルー」
- 第76回(1976年下半期) - 該当作品なし
- 第77回(1977年上半期) - 三田誠広 「僕って何」、池田満寿夫 「エーゲ海に捧ぐ」
- 第78回(1977年下半期) - 宮本輝 「螢川」、高城修三 「榧の木祭り」
- 第79回(1978年上半期) - 高橋揆一郎 「伸予」、高橋三千綱 「九月の空」
- 第80回(1978年下半期) - 該当作品なし
[編集] 第81回から第90回
選考委員:瀧井孝作(第86回まで)、丹羽文雄、井上靖(第89回まで)、中村光夫、安岡章太郎、吉行淳之介、遠藤周作、大江健三郎、開高健、丸谷才一
- 第81回(1979年上半期) - 重兼芳子 「やまあいの煙」、青野聰 「愚者の夜」
- 第82回(1979年下半期) - 森禮子 「モッキングバードのいる町」
- 第83回(1980年上半期) - 該当作品なし
- 第84回(1980年下半期) - 尾辻克彦 「父が消えた」
- 第85回(1981年上半期) - 吉行理恵 「小さな貴婦人」
- 第86回(1981年下半期) - 該当作品なし
- 第87回(1982年上半期) - 該当作品なし
- 第88回(1982年下半期) - 加藤幸子 「夢の壁」、唐十郎 「佐川君からの手紙」
- 第89回(1983年上半期) - 該当作品なし
- 第90回(1983年下半期) - 笠原淳 「杢二の世界」、高樹のぶ子 「光抱く友よ」
[編集] 第91回から第100回
選考委員:丹羽文雄(第92回まで)、中村光夫(第94回まで)、安岡章太郎(第95回まで)、吉行淳之介、遠藤周作(第95回まで)、大江健三郎(第91回まで)、開高健(第91、97、99回欠席)、丸谷才一(第93回まで)、三浦哲郎(第94回以降)、田久保英夫(第94回以降)、水上勉(直木賞選考委員より異動、第100回まで)、古井由吉(第94回以降)、大庭みな子(第97回以降)、河野多恵子(第97回以降)、黒井千次(第97回以降)、日野啓三(第97回以降)
- 第91回(1984年上半期) - 該当作品なし
- 第92回(1984年下半期) - 木崎さと子 「青桐」
- 第93回(1985年上半期) - 該当作品なし
- 第94回(1985年下半期) - 米谷ふみ子 「過越しの祭」
- 第95回(1986年上半期) - 該当作品なし
- 第96回(1986年下半期) - 該当作品なし
- 第97回(1987年上半期) - 村田喜代子 「鍋の中」
- 第98回(1987年下半期) - 池澤夏樹 「スティル・ライフ」、三浦清宏 「長男の出家」
- 第99回(1988年上半期) - 新井満 「尋ね人の時間」
- 第100回(1988年下半期) - 南木佳士 「ダイヤモンドダスト」、李良枝 「由煕」
[編集] 第101回から第110回
選考委員:吉行淳之介(第110回まで)、開高健(第101回まで)、大江健三郎(第102回より復帰)、丸谷才一(第102回より復帰)、三浦哲郎(第109回欠席)、田久保英夫、古井由吉、大庭みな子、河野多恵子、黒井千次、日野啓三
- 第101回(1989年上半期) - 該当作品なし
- 第102回(1989年下半期) - 大岡玲 「表層生活」、瀧澤美恵子 「ネコババのいる町で」
- 第103回(1990年上半期) - 辻原登 「村の名前」
- 第104回(1990年下半期) - 小川洋子 「妊娠カレンダー」
- 第105回(1991年上半期) - 辺見庸 「自動起床装置」、荻野アンナ 「背負い水」
- 第106回(1991年下半期) - 松村栄子 「至高聖所アバトーン」
- 第107回(1992年上半期) - 藤原智美 「運転士」
- 第108回(1992年下半期) - 多和田葉子 「犬婿入り」
- 第109回(1993年上半期) - 吉目木晴彦 「寂寥郊野」
- 第110回(1993年下半期) - 奥泉光 「石の来歴」
[編集] 第111回から第120回
選考委員:大江健三郎(第114回まで)、丸谷才一(第118回まで)、三浦哲郎(第117回欠席)、田久保英夫、古井由吉、大庭みな子(第115回まで)、河野多恵子、黒井千次、日野啓三、石原慎太郎(第114回以降)、池澤夏樹(第114回以降)、宮本輝(第114回以降)
- 第111回(1994年上半期) - 室井光広 「おどるでく」、笙野頼子 「タイムスリップ・コンビナート」
- 第112回(1994年下半期) - 該当作品なし
- 第113回(1995年上半期) - 保坂和志 「この人の閾」
- 第114回(1995年下半期) - 又吉栄喜 「豚の報い」
- 第115回(1996年上半期) - 川上弘美 「蛇を踏む」
- 第116回(1996年下半期) - 辻仁成 「海峡の光」、柳美里 「家族シネマ」
- 第117回(1997年上半期) - 目取真俊 「水滴」
- 第118回(1997年下半期) - 該当作品なし
- 第119回(1998年上半期) - 花村萬月 「ゲルマニウムの夜」、藤沢周 「ブエノスアイレス午前零時」
- 第120回(1998年下半期) - 平野啓一郎 「日蝕」
[編集] 第121回から第130回
選考委員:三浦哲郎(第130回まで)、田久保英夫(第124回まで)、古井由吉、河野多恵子、黒井千次、日野啓三(第122回欠席、第126回まで)、石原慎太郎、池澤夏樹、宮本輝、村上龍(第123回以降)、高樹のぶ子(第126回以降)、山田詠美(第129回以降)
- 第121回(1999年上半期) - 該当作品なし
- 第122回(1999年下半期) - 玄月 「蔭の棲みか」、藤野千夜 「夏の約束」
- 第123回(2000年上半期) - 町田康 「きれぎれ」、松浦寿輝 「花腐し」
- 第124回(2000年下半期) - 青来有一 「聖水」、堀江敏幸 「熊の敷石」
- 第125回(2001年上半期) - 玄侑宗久 「中陰の花」
- 第126回(2001年下半期) - 長嶋有 「猛スピードで母は」
- 第127回(2002年上半期) - 吉田修一 「パーク・ライフ」
- 第128回(2002年下半期) - 大道珠貴 「しょっぱいドライブ」
- 第129回(2003年上半期) - 吉村萬壱 「ハリガネムシ」
- 第130回(2003年下半期) - 金原ひとみ 「蛇にピアス」、綿矢りさ 「蹴りたい背中」
[編集] 第131回から
選考委員:古井由吉(第133回まで)、河野多恵子(第137回まで)、黒井千次、石原慎太郎、池澤夏樹、宮本輝、村上龍、高樹のぶ子、山田詠美、川上弘美(第137回以降)、小川洋子(第137回以降)
- 第131回(2004年上半期) - モブ・ノリオ 「介護入門」
- 第132回(2004年下半期) - 阿部和重 「グランド・フィナーレ」
- 第133回(2005年上半期) - 中村文則 「土の中の子供」
- 第134回(2005年下半期) - 絲山秋子 「沖で待つ」
- 第135回(2006年上半期) - 伊藤たかみ 「八月の路上に捨てる」
- 第136回(2006年下半期) - 青山七恵 「ひとり日和」
- 第137回(2007年上半期) - 諏訪哲史 「アサッテの人」
- 第138回(2007年下半期) - 川上未映子 「乳と卵」
TODAY1 ∞ きのう、ハリガネムシを読み終わったが、あんまり興味のなかった芥川賞だが、これから古本で過去の受賞作を見つけたら読んでみようかと思っている。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 週刊文春がいよいよ崩壊(2018.05.22)
- 芥川賞(2015.09.08)
- 売れない作家組合・きょうから雑誌週刊(2014.06.03)
- 顰蹙は金を出してでも買え!!(2014.05.22)
- abさんご(2013.02.13)
最近のコメント