交響曲第5番 嬰ハ短調
グスタフ・マーラー
きのうの火曜バレエ、先週と同じく、始まる前のスタジオにマーラーが流れていた。
???なんで5番なのだ???と、気になって終わってから先生に聞いたら、来週だか、バレエの公演らしきがあって、この曲で踊る???らしく、気持ちを高めていた模様。
しかし・・・ベニスに死す・・・みたいな舞台なのだろうか??
それとも、若者と死・・・・
☆・・少なくとも ♪白馬のルンナではなさそうである。
http://www.catnet.ne.jp/m-mori/Sy5.htm
解 説
マーラーは、多忙な生活をウィーンを中心としながら送っていたが、アルマとの恋愛から結婚ということで生きることへの強い意志をみせはじめてきた。その反面ではまた、仕事での神経の酷使や疲労から、1901年春に痔病を再発させ、そのため数回の手術も受けることになった。こうした生活環境がこの第5交響曲に反映してきたのは当然のことである。つまり、憂愁さ、悲痛さ、諦観といったものと、明るい生活への憧れがそこに同居している。それに加えて、マーラー独特のキリスト教的な宗教観もそこに盛り込まれている。そうしたものが、鮮明で巧妙な管弦楽法を伴ってくりひろげられるのである。
この曲は、形の上では5楽章のものになっているが、第1楽章を葬送行進曲としていて、しかも第2楽章に密接に関連を持たせているので、第1楽章を第2楽章への序奏のような役目をするものとみることができる。そうすると、4楽章構成のものに接近してくる。なお、終楽章には変奏曲の技法を応用したロンド形式をおいているが、マーラーは、交響曲ではこの曲で初めてロンドらしいロンドを終楽章に適用したのだった。
第4楽章 アダジェット ヘ長調 4分の4拍子。 3部形式。いかにもマーラーらしい透明な美しさにあふれた楽章で、独立して演奏されることもある。ハープと弦だけですすめられる。対位法にきわめて入念に書かれている。この楽章は、素材的にリュッケルトによる≪5つの歌≫の第3曲「私はこの世から姿を消した」と関係をもっている。とくに、歌曲の管弦楽による後奏とこの楽章の最後の部分との関連は密接である。ハープを伴奏として、第1ヴァイオリンが抒情的な主題をゆったりとだす。対位法的に厚ぼったくなったのちに、中間部に入り。第1ヴァイオリンの不安げな旋律がでる。ここではハープは加わらない。それからハープが加わり、第1部の旋律を拡大して暗示し、第3部に入る。この第3部はへ長調にもどり、第1部を簡素にしたものとなっている。最後に、弱々しい和音でこの楽章はしめくくられる。
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