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高田馬場の寄せ場 塚田努

きのう買った古本(350円と高いが・・)がケッコウ面白い。

だから山谷はやめられねえ」 塚田 努 (幻冬舎アウトロー文庫)

こういうルポ物は昔から好きだが、著者が高田馬場の職安ちかくで手配師(仕事をあっせんしてくれる人)を、なかなか見つけられずに迷うシーンがあって、なんだか懐かしかった。

学生時代はクラブ活動もあって、長期のバイトが出来なかったので短期のバイトはアルバイトニュースを買ってよくやったもので、単発なので、少なくとも30種以上はやっていると思う。

でも、アルバイトニュースも人気のあるバイトは電話してもとっくに募集締め切りの場合が多く、クラブの先輩から、早朝の高田馬場に行けばマイクロバスで飯場につれて行かれ、拇印で日当をもらえる仕事がある(先輩の場合は港湾関係の現場だったらしい)と聞き、当時は体力にあふれていたので、作業ズボンにドカジャンを着て出かけたことがある。

・・・が、もうとっくにマイクロバスは出てしまったようで、結局仕事には着けなかったが、あの時、一度でも手取りの高級額を手にしていれば、もっとのめりこんだかも知れない。

けさの通勤電車で半分読んだが、後半も楽しみだ。

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