20年の歴史に幕 神田

ギオフィットネス神田店 閉店のお知らせ

拝啓　平素より格別のお引き立てにあずかり、誠にありがとうございます。

さて、弊社は平成19年に「ビッグペイン」より営業継承をし、「ギオフィットネス神田」として営業を開始いたしました。このたび、オーナーである株式会社ゲロゲーロ様より転貸借契約解約の通知を受け、営業継続に向けた諸条件を慎重に検討してまいりました。その結果、誠に残念ではございますがオーナーの意向を受け入れ、平成21年3月末日をもって営業を終了することとなりました。
会員の皆様には、多大なご迷惑をおかけしますことを、深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

なお、会員の皆様には近隣のコマメスポーツ銀座をはじめとして、他のスポーツクラブへの移籍をご案内させていただきます。これからも、ゲロゲーロでのフィットネスライフをご継続くださいますよう心よりお願い申し上げます。

最後に、当クラブの前身であります「ペルスポーツ神田」と合わせて約20年の長きにわたり、地域の皆様の健康増進に少なからず貢献できましたことを誇りに感じるとともに、多大なるご支援を賜りましたことを心より感謝申し上げる次第でございます。残り2週間余りの間ではございますが、スタッフ一同精一杯のサービスをご提供させていただく所存でございます。最後までご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成21年3月19日

20年の歴史に幕

会員制スポーツクラブ大手のギオフィットネスは、他のスポーツクラブとは違う「ダンスの修業」を全面に打ち出すことで人気を誇っていたギオフィットネス神田（中央区神田）を、2009年3月31日で終了する。

　神田店は、ギオフィットネスが、ペルスポーツ神田としてスタートし、後に経営母体を、ビッグペインに変えた同クラブを都内一等地のアンテナ店として注目し、2008年から経営のテコ入れとして、業界最大手のコマメスポーツのプログラムとしても有名な、オスミルズを導入することで、会員数のアップを試みた。

しかし、古くからのスタジオ会員らの求めていたものは、質の高い「ダンス」であり、ジム内のマシンを使い寡黙な筋肉トレーニングに励む、ボディビルダーらからは、不採算部門となった減圧トレーニング（有料プログラム）のスペースが無駄ではないか？との声も出ていた。

また、ボディチョンバットに関しても、「実際に戦うことを想定しない、脳内妄想のプログラム」と、空手家らの嘲笑と、同じく戦わないバックドラフトとのバッティングもあり、参加者が戸惑い、ボディパンピーに次いで閑古鳥の状態が続き、会員のリピートが激減した。

もともとスタジオの床が老朽化しているところに、ボディパンピーが加わり、ウイエトを床に落として床を傷める会員も後を絶たず、バレエ会員らからは、スタジオは稽古場、空手家らからは神聖な道場と言われ、裸足で踊ることもあるジャズダンス会員からは「傷跡に足を引っ掻かれるようで怖い」と言った声も聞かれ、スタジオを大事にしないプログラムへの批判が高まっていた。