何が権力か 秦野章
確かあるはずだと探したら有った。帯には、なんと有吉佐和子さんの推薦の言葉が。
何が権力か。マスコミはリンチもする
講談社 ISBN4-06-201376-2 (1,000円)
1984年7月発行
・・・・昭和59年で、発行と同時に買っている。古本屋とかネットで売れるか?
もっとも開いてみたら、傍線とか書き込みがあってキズモノ
でも25年ぶりに読み返してみるのも面白いか?
まえがきからちょっと引用してみる
誤解を招かないように言っておけば、政治的社会的疑惑の問題で重要なことは、その処理の仕方である。
真相解明の火の手があがるのは当然だが、その解明の仕方が問題なのである。
騒げば騒ぐほど適切な解明が期待できると思うのは、社会の複雑さも価値の多様さも無視した野蛮な考え方である。
今世紀の異常なマスコミの発達を思うとなおさら、その感が強い。
現代民主主義社会の制度や手法は決してそれ自体強固なものではない。
問題はそれを運用する「人間」の問題につきる。
だからその「人間」の理性や冷静さや勇気や情熱や知略が、どう生かされるかであろう。
うーむ、さすがは秦野さん。25年前に・・・・・ もう一度読んでみよう@@
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