« ♪おさるさん~だろ~ | トップページ | ホンダドリーム スーパーカブ110cc »

月刊WILL 7月号 別冊の巻頭 墨滴

月刊 WILL7月号 歴史通 の巻頭言 墨滴より

日記をつけたことのある人なら分かるだろう。
真実というものがほとんど書けないことを。
何を食べ、どこへ行ったかという行為は書ける。
だが胸に宿った恋心の切なさはなかなか言葉にならない。
それと同じように胸に宿った夢や理想も書き記せないものである。
それでも日記を書き続ける人は、わが内なる「詩と真実」はとうてい言葉にならないという断念を前提にしているのではないか。
生きている証拠を文字にしているというぐらいの気持ちならば書き続けることができる。

|

« ♪おさるさん~だろ~ | トップページ | ホンダドリーム スーパーカブ110cc »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 月刊WILL 7月号 別冊の巻頭 墨滴:

« ♪おさるさん~だろ~ | トップページ | ホンダドリーム スーパーカブ110cc »