自分の暴力をタナにあげて平和を説くのか? 井上ひさし
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200906220003.html
「九条の会広島」設立の集い
子どもたちのために憲法9条を守ろう―と、広島県内の児童文学作家や読み聞かせ活動に取り組む人たちが「子どもの本・九条の会広島」を結成し、21日、広島市中区のアステールプラザで設立の集いを開いた。「九条の会」呼び掛け人の1人で作家の井上ひさしさんや、広島市出身で安曇野ちひろ美術館(長野県)の竹迫祐子副館長が講演。約1200人が耳を傾けた。
井上さんは、南極の領有権凍結や核爆発を禁じた南極条約に日本国憲法の精神が生きていると紹介。「そこから南米や東南アジアへ非核兵器地帯条約が広がり、地球上の3分の2は非核地帯になっている」と、憲法9条の力を訴えた。
「子どもの本・九条の会」設立は昨春の東京に続き2番目。憲法の大切さをどう伝えるか学び合っていく。
井上ひさし WIKIより
ステレオタイプな田舎の農夫を髣髴とさせる顔形・分厚い丸めがね・出っ歯がトレードマークである。
戦後民主主義を代表する平和主義者として知られるが、家庭面では、元妻西舘好子によって井上による家庭内暴力(DV)を曝露する本『修羅の棲む家』(はまの出版)が出版され芸能ニュースを騒がせたこともある。
「肋骨と左の鎖骨にひびが入り、鼓膜は破れ、全身打撲。
顔はぶよぶよのゴムまりのよう。耳と鼻から血が吹き出て…」
と井上の暴力を克明に記している。
井上自身も「家庭口論」等のエッセイで自身のDVについて触れてはいるが、こちらはあくまでもユーモラスな筆致である。
井上との同居を選んだ三人の娘はこの件について特に発言はしていない。
文春文庫1984年刊『巷談辞典』pp.309-310では、動物愛護団体への批判と併せて、自身の少年時代に行った猫にガソリンをかけて火をつけるなどの動物虐待をジョークを交えて告白している。
プロ野球東京ヤクルトスワローズのファンの著名人として知られているが数少ない国鉄スワローズ時代からのファン。これは1952年に同郷の佐藤孝夫がもしも新人王を取ったらば未来永劫応援し続けるとキリストに祈ったらその通りとなり結果やめたら「天罰が下るのが怖い(本人談)」から応援し続けているとのことである。
『週刊金曜日』の創刊に関わり編集委員を務めたが、本多勝一との対立から、僅か2年で辞任している(ただし、現在は和解)。
保守派の評論家として著名な渡部昇一は大学の先輩だったが、当時は図書館に住み込み勤務していた。
だが仲が悪く(井上に言わせるとサービス精神がまったく無い)、腹いせに渡部が当番のときにガラスケースに入っていた貴重書を盗み出し神田で売り払い、後で渡部が叱られたという噂を聞いて溜飲を下げたとエッセーで述べている。
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