壁ごしのヒソヒソ声恐怖症
親の飲酒を毛嫌い AC
アルコール依存者を親に持つ子供は、心に傷を負いやすいと言われる。
親の飲酒や暴力を毛嫌いしながらも、大人になると同じ行動をとったり、親と同じ行動傾向のある配偶者を選んだりする。
ブログネタ: 暗い場所、高いところ…あなたは何の恐怖症?
農家の初孫の長男として、そりゃーもう、甘やかされて育った私は、モノゴコロつく幼稚園に入る前くらいから、奥の間でバアちゃんと一緒に寝ていたが、農家の家は、図で分かるようにすべて襖で仕切ってあるだけなので、寝込むまでの間、居間で話すオヤジ の低い声とオフクロの声が畳を伝うようにしてよく聞こえてきたものだ。
(これは地元農家の典型的な造りで、どこの家もこんな感じ)図で書くとデカク見えるが縮尺はアバウトなもので、もっとこじんまりとしている。
内容はよくきき取れなかったが、村の寄り合いで飲んできたのか?、居間で、うちのオヤジはベロベロに酔いながら、しきりにうちのオフクロにグチをこぼして絡む。 (時々ばあちゃんも仲介に入っていたかも知れないが・・)
それも延々とウダウダ続くのである。オフクロはどうかというと、言葉少なに応えるのみ。(言葉が足りず言い返せないのだ)
それでも、私はそのうち眠くなって寝てしまうのだが、酔ったオヤジのウジウジしたグチが、襖越しのBGMとなって寝入るワケである。
そんなにしょっちゅうというワケでもなかったろうが、とにかく酔うとこういう状態になったので、オヤジはオフクロを虐める悪いやつだから嫌いだ!!・・というイメージが固まり、オヤジとの会話を避ける状態が、後後続くことになる。
オフクロも応戦すればよいものを、それが出来ないのを子供心に歯がゆく思 い、オヤジよりはマシくらいのスタンスにとらえていた。だから、うちの両親はよその家庭と違って仲が悪いのだ、というイメージが睡眠学習のごとく、浸透していったのである。
まあ、さすがに暴力をふるうオヤジではなかったが、アレはオフクロへの言葉の暴力であり、それはかなりタチの悪いもので、いまも多少続いている!(オヤジとオフクロの共依存の関係)
しかも、酒を飲まず、シラフの状態での、外での振る舞いはあたかも地元の勤労農家の代表のような外面であり、実際は、酒を飲んだイキオイで、家でオフクロにネチネチと愚痴をこぼしているような人間である・・というのは家族しか知らない事実。
そのギャップが、子供ながらに憎らしく、酒を飲むヤツなんてロクなのが居ない・・・と子供のころから思っていたのだが・・・・
・・・・・・そういう自分は、大嫌いなオヤジより大酒飲みになってしまった。
そんなのもあって、いまでも、壁ごしに誰かがヒソヒソと喋っていたりする場面に出くわすと、なんだか嫌な気分になってくる・・・
白い恐怖・・・ではなくて、壁ごしのヒソヒソ声恐怖症??
(注)
オヤジが、どうして酒を飲んでグチをこぼすようになったのかはタイムマシン参照・・って興味のある人は居ないと思うけど@
http://roxytap.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/ac76-b4e8.html
| 固定リンク
「心と体」カテゴリの記事
- ショートステイから戻ったオフクロ(2021.03.26)
- とうとう大腸検査(2021.02.02)
- 酒飲み巣m義で無気力 (2019.11.09)
- ちびっか ぶーん(2018.10.14)
- 認知症(2018.08.22)
最近のコメント