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朝日新聞が迷走・・・・どうしたんだいったい???

ビックリ・・・朝日新聞を筆頭にした左翼メディアが祭り上げた民主政権・・・
その朝日に見放される鳩山さんが可哀そうに思えてくる@
これで日刊ゲンダイに見放されたらアウトだな
ガンバレ・はとぽっぽ!!

http://www.asahi.com/paper/editorial20100423.html

高速料金迷走―ご都合主義で、小手先で

 またか、である。

 6月に導入予定の高速道路の新料金について、政府・民主党が決めた「見直し」方針が一夜にして覆った。当面は見直さないことにするという。

 鳩山政権の政策決定の迷走には、いい加減うんざりさせられる。米軍普天間飛行場の移設問題しかり、郵政民営化の見直ししかり。

 新料金は、高速料金割引の財源として高速道路会社に投入された税金約2.5兆円のうち、約1.4兆円を道路整備に回すために決められた。

 曜日にかかわらず、普通車2千円など、車種に応じて上限を定める。しかし、「休日上限1千円」など、現行の割引制度が廃止されるため、近距離を走る車にとっては実質値上げとなる。

 民主党がマニフェストで約束したのは高速道路の無料化だ。小沢一郎幹事長らから「無料化のはずが値上げとは」と反発の声があがった。

 鳩山内閣の支持率が30%を切るなど、民主党にとって夏の参院選は、ただでさえ強い逆風が予想される。

 これ以上、有権者の不興を買いたくないということだろう。鳩山由紀夫首相と小沢氏が出席する政府・民主党首脳会議で、小沢氏が再考を求め、いったんは見直しが決まった。

 小沢氏の「鶴の一声」で政府方針が変わる。どこかで見た光景だ。

 昨年末、財源不足で予算編成に苦しむ政府に対し、小沢氏が暫定税率廃止の見送りなどを求め、予算の骨格が決まった。あの時と同じではないか。

 民主党政権の金看板「政策決定の一元化」はこれで完全に崩れた――。そんな批判への配慮もあったのだろう。結局、前原誠司国土交通相が鳩山首相らと会談し、現時点で料金は見直さないものの、国会論議を踏まえた将来の修正に含みを残すことで一元化の建前を辛うじて守った。

 政府が一度決めたことでも、国会での議論を踏まえて柔軟に修正するということは、新しい政治のありようとしてあっていい。

 しかし、今回のケースは、政府・与党間の事前の意思疎通の悪さや、選挙対策のご都合主義ばかりが目につく。

 そもそも、割引財源を道路整備に回すよう政府に求めたのは、他ならぬ民主党だ。参院選に向けた地方対策の思惑があったに違いない。

 本来、この発想自体がおかしい。「コンクリートから人へ」という政権の理念にも反する。料金体系の整理で財源が余れば、国庫に戻すのが筋だ。

 今後、料金見直しがあるにしても、道路整備に当て込んだ財源の一部を戻し、割引範囲を少しでも拡大するという程度に終わるだろう。これも選挙目当ての小手先の修正というほかない。

 鳩山政権の統治能力に、また一つ疑問符が加わった。

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