マスゴミにも五分の良心? 何か妖怪?
http://npn.co.jp/article/detail/36523676/
口蹄疫の報道がされないのは民主党への遠慮!? 我々“マスゴミ”に、良心はないのか?
筆者・山口敏太郎もメディアの世界で生きる人間であるが、昨今の口蹄疫問題に対する偏重報道には怒りを感じている。自民党が与党の時代には自民党に遠慮し、民主党が政権を獲った現在では、民主党に遠慮している人間がこの世界には多い。
たとえ与党であっても、失政は失政としてマスコミが報道すべきではないだろうか。日頃、国民の皆さんに「マスゴミ」と呼ばれお叱りを受けている我々メディア側の人間が、いまこそ“宮崎県で起きている事実”を報道すべきである。“ゴミにはゴミなりの良心”というものがあるはずである。今ここで闘わずして、マスコミ人といえるのか。
宮崎県の口蹄疫報道では、数々の国民感情に訴えるようなシーンが、番組やメディアによってはカットされている。東国原英夫知事の涙声の会見や、プロゴルファー横峰さくらによる1200万円の賞金寄付発言などを、お上のご威光を恐れて流さない媒体が幾つかある。
確かに、メディア系の企業に勤務する人たちも、組織の一員たる会社員であり、及び腰になるのはわかる。政治家に睨まれて、自社の上層部に電話でもしたら、昇進や査定に悪影響を及ぼすのかもしれない。
だが、“事なかれ主義で無難で生きたい”と思うなら、表現や報道の世界で生きるのを辞めればよいのだ。曲がりなりにも情報発信ができる立場の者ならば、この国難に立ち上がり声をあげるべきではないか。今や口蹄疫問題は、個人や企業の支持政党や理念といった、党派・派閥などは関係がない大問題となっている。日本人として、この国の畜産を守るために、真実の報道をすべきである。筆者のことを「オカルト作家風情が」と笑う暇があるならば、己のできることをやるべきだ。
民主党政権が、韓国産豚や韓国産牛の輸入を解禁した途端にこの始末である。しかも、宮崎県と自民党議員が「種牛だけでも特例措置で避難させてほしい」と、5月の上旬に要請を出したのもかかわらず、赤松農水大臣が許可を出さなかったため、結局種牛の避難が遅れ、種牛さえも処分の対象とされている。これでは、日本の和牛は壊滅状態に追い込まれる。このまま宮崎県だけで収まるとは思えないのだ。
一方で2007年に、宮崎県畜産試験場から、和牛の品種改良に使う冷凍精液の入った容器143本が盗まれていたことが明らかになった。これは何を意味するのか。
あくまで仮定の話と断っておくが、日本の畜産業界が壊滅状態となった時、どこぞの国から“和牛そっくりな牛”が日本に向けて輸出されるとしたら、大問題である。この口蹄疫問題こそ、マスコミの姿勢が問われる正念場である。各社にいるはずの“良心”の決起に期待したい。
(山口敏太郎)
| 固定リンク
「芸能・アイドル」カテゴリの記事
- 進優子(2018.04.21)
- ぐでんぐでんのお調子者(2015.01.26)
- 左巻きに持ち上げられて治療も受けられない状態(2014.07.10)
- 笑っていいとも最終回・ビートたけしさん登場(2014.03.31)
- たった4人の反対で(2013.02.21)
最近のコメント