蓮舫氏一家の祖先
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2010-06/13/content_20255074.htm
中国系女性大臣蓮舫氏 祖母が売国罪で起訴された経験も
日本の『中文導報」によると日本の菅直人新首相は6月6日、参議院議員で中国系日本人の女性議員蓮舫氏を新内閣の行政改革担当大臣に任命する事を決定した。これは日本の内閣で初の中国系の大臣である。最近、蓮舫氏の家族事情がだんだんと判明し、温和な父親のみでなく、曲折を経て世に出た、政界・実業界の両域で非凡な才能を示した女丈夫の祖母のいる事がわかった。
蓮舫氏一家の祖先は謝という姓で、台湾台南の白河鎮の出身である。祖父は早くに亡くなり、祖母陳杏村は第二次世界大戦中に台湾から上海に渡った。当時を知る年配者の記憶によると、陳杏村は並の女性ではなかった。孤立無援の時期に彼女は上海駐屯の日本軍高官と親密な関係を持っており、上海南洋煙草公司の総代理、英米煙草公司総販売などの利益の多い事業の経営権を得た。戦争の期間に陳杏村は個人の名義で日本軍に二機の戦闘機を献納し、それぞれ「杏村1号」、「杏村2号」と命名され上海では大変有名であった。1945年日本軍が降伏したのち、陳杏村は売国罪で起訴されたが弁護士に弁護を頼んで仮釈放となり台湾に帰った。台湾当局の裁判所は当時の社会的事情に迫られた事、国民党の地下工作と関係があった事の理由から「陳杏村売国事件」に無罪を言い渡した。
台湾に帰った後も、陳杏村は依然として実業と政治の世界で大いに活躍する名声赫々たる女丈夫であった。彼女は大一貿易有限公司総経理、福光貿易株式会社社長、契徳燃料廠股份有限公司董事長を歴任し、更に台湾地区青果輸出業同業公会理事長を務めて、台湾が海外に進出を果たす、とりわけ日本向けバナナ輸出貿易事業において主導的な役割を果たした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月13日
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