千葉石の産地 保田層群
http://ci.nii.ac.jp/els/110003037193.pdf?id=ART0003498643&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1297927598&cp=
(本文と写真は、なんら関係ありません)
きのう新聞で発表された千葉石だが、ネットで検索すると、プレスの記事ばかりヒットするが、現時点で誰もが知りたいと思うのはその産地だろう。
そんで、その採石場所を突き止めて、これだろうと思われる露頭をトンカチでバケツ一杯くらい取って秘密裏に保存し、値上がりを待つ・・・・・
なんてことを考えるのは私くらいのもんだろうけど、もう立ち入り禁止に指定されていると思うので、山に入ってこっそり植物を盗む・・・みたいなことは出来ないだろうが、興味はあるな。
この週末、内房線の某駅には、それらしき地質学マニアが終結するはずだから、場所を突き止めたかったら、鉱石ヲタを追いかけるのがいいかも??
でもこの発見で、この石を観光資源にして客を呼んで地元が賑やかになるんなら、いんじゃないかな?
もっとも地主さんにとってはこれから大変だろうな
つい先日、市原市の田淵が地磁気逆転の場として話題になりかけたが、こっちはネイチャーに掲載されたからハクが付いたな
(注)チバイシ・・だと思っていたが、チバセキらしい?
南房総資源辞典より
http://www.mboso-etoko.jp/dictionary/article.php?flg=2&code=596
地質
沖 積 層 岩井川・乎久里川付近の低地に分布している。構成物をみると、海岸付近は砂がち堆積物で、海岸の浜砂として、汀線に分布し、また砂丘を構成している。他 の地域は、主に軟弱なシルトとなっているが、山地の縁辺では、崩壊性の堆積物として岩石片がかなり含まれている。 火成岩類 ①超塩基性岩類 超塩基性岩頬は、嶺岡層群・保田層群分布域に見られる。主に蛇紋岩化作用を受けたかんらん岩からなる。これらは、西部では検儀谷から二 部に至る地域、高崎・竹内地域にある程度まとまって分布する。東部では、嶺岡層群分布域の中央部と南縁、及び保田層群分布域の北部に東北東−西南西ないし 東西に並んで分布する。嶺岡層群分布域の西部を沢向付近から東北東に延びる岩体は、本町に分布する最大のもので、いくらか塊状の部分を残すが、片状の岩体 である。石原付近に分布する岩体は、塊状で、あまり著しい破砕は認められない。これらの岩体は、嶺岡層群や保田層群に貫入しているが、周辺岩石に接触変成 作用を与えた形跡は見られない。石原付近では、超塩基性岩体が、周辺の保田層群をドーム状に変形させているのが観察できる。これらの岩体のうち大きいもの は、元の鉱物がかなり残っている。それらは、主としてかんらん石と斜方輝石からなり、若干の単斜輝石を含むことから、斜方輝石かんらん岩と呼ばれている。 このほか、少量のクロム鉄鉱と微量のベントランド鉱を含み、蛇紋岩化に伴って磁鉄鉱のか微量の自然:ッケル鉱・自然銅・ヒーズルウッド鉱なども生じてい る。また、クロム鉄鉱を含んだかんらん岩が風化の過程で六価クロムを〇・〇五〜〇・〇〇八pmぐらい自然状態で溶出していることが報告されている。 貫入 時期は、嶺岡層群・保田層群に質入し、それらを変形させ、三浦層群基底の大崩層中に礫岩として入っているので、保田層群堆積後、三浦層群堆積前と考えられ る。
http://www.bonichi.com/Guide/item.htm?cid=a&iid=767&TXSID=e081866c7f379b0a7c658eae16002fa6
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