土肥 隆一(どい りゅういち)さん 名誉韓国人
土肥 隆一(どい りゅういち、1939年2月11日 - )は、日本の牧師、政治家、名誉韓国人。日本統治時代の朝鮮京城出身。日本社会党出身[1]の民主党所属の衆議院議員(7期)。民主党倫理委員長。国のかたち研究会(通称:菅グループ)代表、世界宣教東京大会顧問[2]
経歴
1939年、日本統治時代の朝鮮京城に生まれる。福岡県立修猷館高等学校卒業、東京神学大学大学院修士課程修了。大学院修了後、日本基督教団所属の牧師として宗教活動を行う。
日本社会党所属の衆議院議員・河上民雄(河上丈太郎の子)の秘書をつとめた縁で、河上の引退後に地盤を引き継ぐ。所属政党は現在までに日本社会党(1990年-1995年)、民主改革連合(1995年-1998年)、民主党(1998年-)。
民主改革連合では幹事長を務めた。社会党では右派で、公認漏れとなった左派の岡崎宏美とは総選挙で3度にわたって争った。
現在も日本基督教団の現役の牧師として、理事長を務める社会福祉法人傘下の授産施設「恵生園」(兵庫県朝来市)に併設された「和田山地の塩伝道所」で説教を行っている。
主張
韓国への謝罪運動
2007年8月14日、日韓キリスト教議員連盟の日本側代表として「2007釜山−板門店−平壌(PPP)十字架大行進」に参加し、「日本人は天皇を現人神とする偶像崇拝の罪を犯し、韓国人にも偶像崇拝を強要しただけでなく、植民地や占領地に神社や神宮を立て参拝を強要した。過去を振り返り、われわれ日本人が犯した罪を主の名の下に告白し、謝罪する」と発言した[3]。
2010年8月19日、民主党所属の国会議員として「韓日過去史の解決と未来に向けた平和議員会議」に参加し、韓国の国会議員との間で日本による韓国併合の違法性、戦後補償と慰安婦問題、在日韓国人の地方参政権問題などの解決方法について議論した[4]。
竹島領有権放棄問題
2011年2月27日、日韓キリスト教議員連盟の日本側会長として、竹島領有権の放棄を日本側に求める「日韓共同宣言」に署名し、韓国の国会で韓国の議員らと記者会見を行った。[5]同年3月に明らかになり、問題となった。本人は「竹島は日本の領土との認識に変わりはないが、日韓双方の主張があり、韓国側の主張にも納得できる部分もある」とし、[6]「発表の場にいたことはうかつだった。共同宣言の内容をよくチェックすべきだった」と述べた。また、菅首相は不快感を表明した。[7]また、産経新聞の取材に対し「個人的には、竹島は日本の領土とは一概にはいえないのではと思っている」と述べた。[5]民主党内からも批判が相次ぎ[8]、渡辺周は「まったくの見当違いで撤回すべき」「放置してしまうと党として黙認したことになりかねない」と指摘[8]した。
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