辞めません 日本が破滅するまでは
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110412/plc11041219370026-n1.htm
一昨日の統一選の結果について。民主党にとってはかなり厳しい結果となった。これは逆風であったことはもとより、政府の震災対応へ不満や批判の表れだとみられているが、菅首相はどう受け止めているか。これを機に野党側は政権への批判を再燃させており、首相に退陣を求める声も出ている。先ほど首相は復興の青写真を描く段階から野党側の参加を呼びかけたが、こうした政治の枠組みを作る上でも首相自らがしかるべき時期に「捨て石」になる。いわゆる「辞任をする」ということは選択肢にあるのか
「今回の統一地方選挙の前半の結果が厳しい結果であったということはその通りであり、真摯(しんし)に受け止めたいと思っております。その原因などについては、後半が終わった上で、改めて党のほうでしっかりと検証するということでありますので、それを待ちたいと思っております」
--大震災大津波、原発事故という大きな災害が続いているにもかかわらず、政治だけがなかなか動いていない状態だ。先ほど首相は野党の協力を呼びかけたが、具体的にどうやって協力を呼びかけていくのか。これまでも協力を呼びかけているが、まったく協力は得られていない。改めて呼びかける以上、どうやって呼びかけていくのかもう少し詳しく説明を
「先ほども申しあげましたけれども、この大震災が発生した3月11日。たしか14時46分。その直後に私はこの官邸に入りまして、そして、危機管理監をはじめ関係者が集まって、法律に基づく、2つの対策本部を作りました。先ほど申しあげたように、いち早く自衛隊にも出動を命令を致しました。そういった意味でやらなければいけないことについては私はしっかりとやってきた。このように考えております。その上で、野党の皆さんもそうした政府の活動に対して、理解をいただいて、国会の日程などで閣僚がそうした震災対応に支障がないように、いろいろとご配慮をいただいたと思っております。そういう点ではもちろん、感謝をいたしておりますし、まさに、国難にあたって、与野党の立場を変えて、立場を超えて、協力をいただいていると。そのように考えております」
今回の大震災を受けて日本の政治の性格が今後、そのように形づけられていくのか
「私は日本の戦後65年たった今日、いろいろな問題がやや行き詰まってきていた状況にあると思います。逆に、今回の震災を機にもう一度、先ほど戦後の復興についても申しあげましたけれども、そうした気持ちにたって、この日本を立て直していこうという機運が強まっていく。そのことを期待をいたしておりますし、そうなると予想もしております」
--先ほどの発言で、首相は震災の予算と関連法案について野党側の協力を求めた。予算を作ることは重いことだ。これは連立を呼びかけたということなのか、それとも、閣外協力のようなかたちを想定しているのか。どういう政治の形態を模索をしているのか
「現時点では、言葉で申しあげたように、これから青写真を、復興構想会議の皆さんにも、皆さんを中心に作っていただきますので、何らかの形でそういう青写真作りにも参加をいただきたいと。まさに言葉通りのことを、まさに言葉通り申しあげたつもりです」
-先ほど首相は「辞任をするのか」という時事通信記者の質問には答えなかった。現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっていると思う。一体、なんのためにその地位にしがみついていらっしゃるのか考えを聞かせてほしい
「阿比留さん(産経新聞記者)の物の考え方がそうだということと、私は客観的にそうだということは必ずしも一致しないと思っています。先ほどらい、申しあげていますように、震災が発生して、即座に自衛隊の出動をお願いし、多くの方を救済をいただきました。また、原子力事故に対しても、大変な事故でありますから、それに対してしっかりとした態勢を組んで全力をあげて取り組んできているところでありまして、私とあなたとの見方はかなり違っているとしか申しあげようがありません」
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