石巻工業(宮城) 初戦敗退 9-5
21世紀枠の石巻工 初戦突破ならず3月22日 16時54分
センバツ高校野球、大会2日目の第3試合は、鹿児島の神村学園が、東日本大震災の被災地から出場した宮城の石巻工業に9対5で勝って、2回戦に進みました。
21世紀枠で甲子園初出場を果たした石巻工業は、一時は4点差をはね返すなど、最後まで諦めないプレーを見せました。
試合は、神村学園が序盤から得点を重ね、4回表を終わって4対0とリードしましたが、石巻工業も4回裏に反撃し、21日の開会式で選手宣誓を行った、キャプテンの阿部翔人選手のタイムリーヒットに、相手の守備のミスなどもあって、一挙5点を奪い、逆転しました。
しかし、直後の5回に神村学園は、石巻工業の守りの乱れなどから5点を挙げて、試合を再びひっくり返し、後半は2人目で登板した柿澤貴裕投手が石巻工業に得点を与えず、9対5で勝って、2回戦に進みました。
石巻工業は、震災で身内を亡くす部員がいるなど、困難な状況を乗り越えて、21世紀枠で甲子園初出場を果たし、試合でも、攻撃で一時は4点差をはね返し、守りでも、6回以降、相手を無得点に抑えるなど、最後まで諦めない、はつらつとしたプレーを見せました。
第1試合は、熊本の九州学院が、21世紀枠で出場した北海道の女満別高校に6対0で勝ちました。
第2試合は、群馬の高崎健康福祉大高崎高校が、奈良の天理高校に9対3で勝ちました。
センバツ初出場の高崎健康福祉大高崎は、去年夏の大会に続く初戦突破です。
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