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鰯焼きそば

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笹川の花会
利根の川風袂に入れて、月に棹さす高瀬舟、ひとめ関の戸叩くは川の水に、せかるる杭など(水鶏鳥・くいなどり)に恋の八月大利根月夜、佐原囃子(さわらばやし)の音も冴え渡り、葭の葉末(よしのはずえ)に露おく頃は、飛ぶや、蛍のそこかしこ、潮来(いたこ)あやめのなつかしさ、私しゃ九十九里荒浜育ち、と言うて鰯(いわし)の子ではない。義理にゃ強いが情けにゃ弱い、されば天保十二年、抜けば玉散る長脇差、赤い血しぶき、しとどに浴びて、飯岡・笹川両身内(りょうみうち)、名代(なだい)なりける大喧嘩、伝え伝えし水滸伝。

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