朝日新聞を購読すると気が狂う
★天声人語
駆け出し役者なら叱られそうな言葉も、名優が語れば、なるほどと人は思う。
「客席に背中を向けるときはベロを出していても、客を泣かせなけりゃいけない」と六代目の菊五郎は言ったそうだ。
おとといの記者会見での安倍首相の「反省」を聞いて、この芸談を思い出した
▼特定秘密保護法の成立を聞かれ、「私自身がもっともっと丁寧に時間をとって説明すべきだったと反省している」。
ただ六代目ほどの名優とはいかないから、「反省」がどんなものなのか透けて見えてくる
▼週末にはゴリ押しの採決、週が明ければ反省の弁、にはあきれた人が多いのではないか。
3日早く反省してくれていれば、審議不十分の事態は変わっていたはずなのに。もはや後戻りはないから「反省」を口にするのだとお見受けした
▼首相はまた、秘密が際限なく広がる、生活が脅かされる、といったもろもろの不安を「断じてない」と打ち消した。
しかし拡大解釈して使われる不安を思えば、曖昧(あいまい)さを残した言葉だけの「請(う)け判」では納得からは遠い
▼俳人の渡辺白泉(はくせん)に〈戦争が廊下の奥に立つてゐた〉がある。いつしか身近にしのび寄っていた戦争が、ぬっと暗がりに立っていた。
昭和の戦争のイメージを喚起する名句とされる
▼秘密法に、暗がりからじっと見られているような社会はごめん被りたい。目に見えて何かが変わるものではない。
だが自覚症状のないままに、この国を深いところから蝕(むしば)むおそれがある。忘れてしまわないことが大切だ。
TODAY1 ∞ 久々にブログを更新したくなるほど、インパクトのある人生糞誤・・・よっぽど後ろめたいことが朝日新聞にあるのだと自ら白状している。
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