全米が震撼・・・というフレーズ
止まらぬ失言にアメリカ激怒 安倍政権を壊す"お友達"の暴走
(週刊朝日 2014年03月07日号配信掲載) 2014年2月26日(水)配信

昨年9月のG20での両首脳 [拡大]
小泉純一郎元首相と対立した東京都知事選を制した慢心からタガが緩んだのか。安倍晋三首相(59)の“お友達”の暴走が、止まらなくなってきた。
「見事にひっくり返っちゃいましたね。あの子、大事な時に必ず転ぶんですよ」
2月20日、安倍首相の“親分”であり、東京五輪組織委員会会長の森喜朗元首相(76)が、ソチ五輪での浅田真央選手のショートプログラムの演技を嘲笑するような発言をして顰蹙(ひんしゅく)を買った。
より深刻なのは衛藤晟一首相補佐官。安倍首相の靖国神社参拝に米国が「失望」を表明したことに対し、「YouTube」に投稿した動画で、「米国 が『失望』と言ったことに我々のほうが失望だ」と発言したのだ。菅義偉官房長官の指示で2月19日には動画を削除したが、衛藤氏は当初、「何が問題なの だ」と突っぱねていた。
衛藤氏は安倍首相の盟友中の盟友。両者の親交は長く、1993年に初当選した安倍氏を社労族、のちの厚生労働族に導いたのが、1期先輩で党の社会部会長だった衛藤氏だった。
その後、歴史教科書問題などでも共闘。第1次安倍政権時代には、郵政選挙で離党、落選した衛藤氏を、党内の根強い反対を押し切り落選者でただ1人復党させたほどだ。
「衛藤氏は党内の最右派です。とにかく理念が先走って、『衛藤さんには通訳が必要』と党内からも冗談が出るほど。それだけに安倍さんとの結びつきは強い。首相を降りた後の安倍さんを支え、『もう一度総理に』と言い続けてきたのが衛藤氏なのです」(参院幹部)
野党時代の12年、橋下徹大阪市長ら当時の大阪維新の会側から、安倍氏が「ぜひ維新に合流を」と誘われた際、同席していたのも衛藤氏だった。
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